Archive for 04 November 2005

04 November

愛すべき肉屋は常に頼もしく輝く

別に「あの肉」の話題が出たからこの話題になるわけではない。

しかしなにしろ肉のハナマサが好きである。

同世代の相模原市在住者に聞くと、誰しもBBQといえば淵野辺にあった肉のハナマサでどっさり肉を買った経験がある。

肉のホールセールセンターとして名を馳せていたハナマサは、焼肉レストランも持っていたが、相模原ではやはり業務用の肉の卸売り店として人気であった。
牛肉や豚肉は最低でも500g以上、乾物類もそろうが、冷凍のカモ肉やウサギ肉までの品揃えには、ただ店内をうろつくだけでも楽しめるアミューズメント性があった。
しかし、最盛期には市内に何店舗かあったのに、7〜8年前には姿を消してしまった。

その後、肉のまとめ買いには苦労していたが、多摩境にコストコができたのでそちらまで出かけたりしたものだった。
会員にならなくてはならない点など不満はあれど他に選択肢がない状態であった。

しかし、2005年6月25日。
意外なほど近所に、ハナマサは24時間業務用スーパーとして復活オープンした。

こうしてみても派手な外観
これまた外観にインパクトがある。

肉や乾物類だけではない。
野菜や魚も売っている。
もちろん、量は昔のまま。

価格は当然魅力的な値段。
野菜や魚は一部スーパーに譲るものの、肉についてはさすがというべきかダントツの安さである。

例の狂牛病騒ぎで米国産牛肉の輸入が停止されてからというもの、100gで100円を切る牛肉なんて久々に見た。
かたまりの方が安くて、スライスだとちょっと割高なところがハナマサらしい。
オーストラリア産黒毛和牛(日本の牛をオーストラリアで育てたもの)の霜降りまであり、品質はそこそこ。
基本的に業務用なので量が多すぎるのだけが難であるが、煮込み系の料理をまとめて作るならそう困らない。
ジビエ(野鳥やウサギなどの肉)こそないが、ハラル(教義に沿って処理されたイスラム教徒が食べても良いとされる肉)チキンは常に売られているのが今日的だ。

そんな多様な肉が大量に、それも格安で真夜中でも手に入るというのは喜ばしいことなのか、あるいはそんなニーズの有無を疑問に思うべきなのか。

しかし、オープン以来足繁く通い始め、週に一度は買い物をするようになった。
一般のスーパーでは馬鹿馬鹿しくて肉の買い物ができなくなったほどである。

しかし、派手な店である。
どの方向から見ても目立つ。
ちょっと引きで見たらさらに派手

交差点の角にあるわけではないのに角に建っているような印象を受ける不思議な建物である。
反対側から見ても当然派手

これまた近隣の建物より頭ひとつ突出しているから始末に悪い。
遠くからでもすぐ発見できる

学校の校庭にいきなりこんなものが現れていいんだろうか。
校庭の向こうに巨大肉屋

さらに夜はもう言葉を失うほどの派手さである。
24時間輝き続けるハナマサ

疲れて会社を出たのち、ついふらふらとこの輝きに今夜も引き寄せられる自分である。
今夜は豚の角煮、いや、チャーシュー作っちゃおうかな。
牛丼1キロ分くらい煮ちゃおうかな・・・。

00:00:00 | victor | 3 comments | TrackBacks