29 April

メキシコの豚インフルエンザ対策

メキシコで豚インフルエンザが人に感染、さらに世界中に伝播しつつあり、大騒ぎになっている。
テレビやラジオでは毎日のようにメキシコのインフルエンザによる死者のニュースが流れている。

そんな中で、メキシコの街角では市民がみなインフルエンザ予防にマスクを着用しているとのニュースが流れた。

メキシコ人のマスクといえば、自分が思い浮かべるのは当然これ。
ミルマスカラス、タイガーマスク、ドスカラス

ニュースを耳にした瞬間、即座にメキシコの街中、あちこちでマスクマンが闊歩している姿を想像した。
それはそれでインフルエンザにも負けないような気がした。

もちろん、果たしてテレビのニュースで流れた画像は、いわゆる普通の風邪予防用のマスクであった。
ちょっとさびしかった。



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04 July

実家の猫が死にました。

7月3日夜8時過ぎ、実家の猫が息を引き取りました。
享年18歳。

19年前、おなかの大きい迷い猫が家に居着くようになり、その猫が生んだ4匹の子猫のうちの一匹でした。
生まれた4匹には妹がそれぞれに適当な仮名をつけ、貰い手が見つかるまで育てました。
クロ、カメ、トラは順々に貰われていき、「サブ」と呼ばれていた、尻尾が曲がっていて目ヤニで常に目の開かない、最後まで貰い手のいなかった子猫を、結局うちで飼うことになったのでした。
こちらも今は亡き母方の祖父が「名無しの権兵衛だから、ゴンベエだ。」とあっさり名づけ、通称ゴンちゃんという名でかわいがられました。

雄猫らしく、大きな体でしたが、生まれてから一度も親離れすることなく、母猫とずっと一緒だったせいか、おっとりした、優しい猫に育ちました。

1歳を過ぎても暇さえあれば母猫のおっぱいを吸う癖が抜けない猫でした。
自分が夏の暑い日にパンツ一丁で昼まで寝ていると、ご飯をねだりに来るついでに、乳首をかじって、両前足でぐいぐいと胸を押されたことがありました。たぶん母親のおっぱいを吸う動作なのですが、これで何度か乳首周りを傷だらけにされたこともありました。

ご飯をねだるときに、自分からひっくり返っておなかを見せるのが癖で、「ゴロンしてごらん」というとおなかを見せるという芸をマスターした時期もありました。

なぜかパンの好きな猫でした。
ビニール袋に入ったフランスパンをかじるのが好きで、でも食べるのが下手なので、結局硬い皮の一部だけ食べて満足してしまい、あとにはよだれまみれになったパンが落ちているという結果になっていたものでした。

おっとりしているので、あまりがっつくこともなく、餌もちょっと食べてはほかの猫に先に食べられてしまうタイプでしたが、結局残り物をきれいに平らげるので、どんどん大きくなりました。近所では一番大きい猫だったかもしれません。

そんなおっとりした猫でしたが、おつまみのアーモンドフィッシュだけは大好きで、いつもの態度が一変して、爪を出して人間が食べている口元の分まで狙ってくるほどでした。

もう一つ大好きだったのがなぜかカスミソウで、生けてあるカスミソウの花を、なぜかブチブチと一輪一輪食いちぎって、もしゃもしゃ食べてしまうので、うちではカスミソウを猫の届くところには置いておかないようになりました。

大きな猫なので、近所の野良ネコとよくケンカして帰ってきました。早い時期に去勢してしまったので、どちらかというと喧嘩は売られるタイプだったようです。

夜になると自分で窓を開け、どこか外へ遊びに行ってしまうので、一時期犬用の首輪をつけ、家の中の柱に紐でつないでおいたことがあります。
それでも、紐が一番伸びきった最大限の範囲で活動するものですから、ある日朝起きたら紐がトイレの窓の外にまでピンと張られた状態になっており、トイレの窓の外で首つり状態でぐったりした猫が発見されるという事件が起きたこともありました。
紐でつながれているのに窓の外へ出ようとしたのでしょう。それ以来、こちらも根負けし、紐でつなぐのはやめました。
命の危機はこれくらいで、あとは年をとって体のあちこちにガタが来るまでは元気で幸せに暮らしていたのだと思います。

乳首を噛まれるくらい自分によくなついてくれたので、実家にいる頃は、特にかわいがったものでした。
車で会社から帰ってきて、少し離れた駐車場に車を止めて家のほうに歩き始めると、曲がり角のところまで迎えに出てきていることもありました。
こちらが名前を呼ぶと返事をして、少し先まで走って行っては振り返って近づいてくるのを待ち、少し近づくとまた先まで走って行き、といういかにも猫らしいお出迎えで家まで案内してくれたものです。
ご飯が欲しかっただけなのですが。

この猫の母猫を含め、一時実家に3匹いた猫も、一匹ずつ天に召されて行き、最後に残ったこの猫も先週の半ばからついに弱ってきたため、最後のあいさつを済ませておいたところでした。

最後まで、亡骸になっても毛づやの良い、しゃっきりした猫でした。

亡骸にはカスミソウを添えました。
明日火葬です。

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09 March

だったら最初から送ってくるな

よくある話と聞いていたが、自分もか、と思い知らされた話。

今日、カード会社から薄っぺらい「親展」の封筒が届いていた。
中を開けてみると「信用情報機関などの情報を基に審査をした結果、貴方の申し込んだカードは発行できません」ってな内容。
なんだか「お前はブラックリストに載ってるんだよ」的な通告をされたみたいで、かなりいやな気分なので早速シュレッダーへ。

でも、うすうすそうじゃないかと思ったんだよな。
申し込んだの「アメックスのゴールドカード」だもんな。

でも、DMで「貴方とのお取引状況をもとにご案内状を送ります」ってなことを書いてあったので、いや、ついに自分もそんな評価を受ける立場になったかと思ったのは確か。
やっぱし、アメックスのゴールドカード作りませんかなんてインビテーションがあるのって、ステータスだよな、とか思って申し込んだんだけど。

だったら最初から送ってくるな、って話なわけですよ。
やれやれ。

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08 February

悲しい別れ

初期のこのブログ
「愛すべき肉屋は常に頼もしく輝く」
http://blog.bikuyama.com/index.php?blogid=2076&archive=2005-11-4
でも紹介した、「肉のハナマサ」に関して衝撃的なニュースが飛び込んできた。

肉のハナマサ店舗半減…中国産食品買い控えの影響受け
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/retail/120891/

一部を引用すると、こうである。
「首都圏で102店舗を展開する業務用スーパー「肉のハナマサ」を運営するハナマサ(東京・港区)は6日、直営店の約半数の47店舗を今月12日にも閉鎖することを明らかにした。同社はここ数年、東京都心から郊外や他県への出店攻勢を積極化。しかし、中国産食品へのバッシングや原材料費の高騰などで、新規店舗が黒字化するまで「育成していられる状況ではなくなった」(小野博社長)と判断。赤字店舗を一気に閉鎖し、経営資源を優良店舗に集中することにしたという。
 「肉のハナマサ」の94店舗は直営で、8店舗がフランチャイズ店。今回、直営店で、この数年に新規出店した店を主体に閉鎖する。」

実は、我が家の最寄のハナマサ店舗は勢いがあったのは最初の1年位だけだった。
その後、営業時間を短縮してみたり、品揃えを変更したりして、なんとなくすでに閉店を思わせるいやな雰囲気だった。
近所には深夜営業のスーパーが複数あり、いくらハナマサといえど対抗できないほど価格競争が激化しているエリアなのだ。

確かに、自分も訪問頻度が落ちたのは事実だ。
愛飲していたジャスミン茶ペットボトルを買いに行く以外はほとんど行かなくなっていた。
やはり、ハナマサで安く大量に買うメリットがあまりないからだろう。なにせ、近所のスーパーがハナマサ並の価格で小口売りをしているのだ。

しかし、思い入れのあるチェーンなのでこのニュースは少々ショッキングだった。会社の帰りに店をのぞきに行ったところ、もうすでに撤収の準備作業中で店は閑散としはじめていた。
店内には12日を以って閉店する旨と閉店後の最寄の店舗を紹介するの貼り紙と、8日から在庫一掃半額セールをする旨が書かれた貼り紙があった。
これがお別れの手紙
すっかり何もなくなり、肉のあった棚だけが煌々と蛍光灯に照らされて並ぶ中で、ただでさえ安い400円台から1000円未満位のワインがさらに半額で投売りされていた。

いつもそばにあって当たり前と思っていたものが失われる悲しさは、失ってみてはじめてわかるもの。
自分の場合、それが失恋や近親者の死じゃなくて、キロ単位売りの肉屋だってところは問題かもしれないが。

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20 November

要はぬるま湯

驚きましたよ。

自動販売機で売られてた、これ。

伊藤園「あたたかい天然水」
あたたかい天然水

カップ麺も作れない中途半端な温度のお湯が売られてるってことなんだけどね。
やるな、伊藤園。
隣の梅昆布茶と言い、なかなかチャレンジ精神に富んでいる。
その姿勢やよし。



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