02 May

テニスはいろいろ気持ち悪い

うちの近所にインドアテニスクラブができるらしくて、会員を募集しているが、その楽しさが正直わからない。

自分なんかの世代で言えばテニスなんていうのは軟派スポーツの代表格で、夏は女の子と高原でテニス合宿するのが定番であった。
また、あのテニスウェアが気持ち悪い。白を基調にした上品なデザインの短パンなんて、もう、男らしさのかけらも感じられないのである。(もちろん偏見)
そんな風にイメージが悪いせいか、自分は昔からどうもテニスが好きになれないのだが、好きな人は本当に好きで、生涯スポーツとして楽しんでいる。

坊主憎けりゃ何とやらであるが、ルールからして気持ちが悪い。
あの、15、30、でその次が40っていう収まりの悪さ。
時計の文字盤をスコアボードにしていたことが発端で、本当は45だったのが言いにくいから40にしちゃったといういい加減さも気持ちが悪い。
ゼロがラブなのもすっきりしない。フランス語の「卵」が語源だという説があるが、余計すっきりしない。
さらに、あのジュースというシステムもしっくりこない。1点差で勝たせたらええやないか。
そもそも、ジュースちうたら飲むもんや。デュースって言え。
そして、ゲームが6セットでセットになって、何セット取ったら勝ちだなんて、結局何点取ったら勝つのかいろいろとややこしいシステムなのが気持ち悪さに拍車をかける。

そして、最近さらに気持ち悪いのが選手の名前。
錦織圭の「錦織」は「にしきおり」であってほしいわけである。「にしこり」って、気持ち悪いやないか。
クルム伊達公子・・・なんか、語感の「伊達巻」っぽさがアップしてるよね。
もう、本人に全く罪はないのはわかっているのだが、自分の中ではなんとなくおさまりが悪くてうずうずするのである。

他にも、テニスはまだまだ気持ち悪い。
女子プロ協会のWTAは話がわかる。
でも、男子プロ協会なんて、Association of Tennis Professionalsで「ATP」でっせ。アデノシン三リン酸でっせ。
なぜ素直に「プロ・テニス・協会」で「PTA」にならないのか。
生徒の親からクレームがつくからか。

やっぱり、自分はWiiテニスで十分である。

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28 April

プロ野球中継が視聴率を取れないワケ

シーズンが始まると、ウチではタイガース戦ばかり観ているわけだが、そのほとんどがスポーツ専門チャンネルの中継である。
自分の住む地域では巨人戦と一部の横浜戦を除き、タイガース戦が地上波TV中継されないこともある。しかしやっぱり試合開始から試合終了まで必ず中継するスポーツ専門チャンネルで、要は金を多少払ってでもちゃんと観たいのである。

スポーツ専門チャンネルは万全ではない。
ヤヤコシイ権利の関係で、一部の中継は観られなかったりする。
その原因のすべては地上波の横暴によるものであり、視聴者あるいは野球ファン不在のその行動は目に余るものがある。

通常、TVの野球中継とは7時から9時まで放送される「巨人戦」のことである。(そもそもそれがおかしいのだが)
その他のチーム同士の試合野球中継とみなされていないため、放送されることはない。(公平さを保つ意味でかNHKだけは時々放送する。BSも含めると他球団中継を流す機会は結構多い。)
ここ数年、巨人人気の一極集中に陰りが見えてきたために、野球中継の視聴率が取れなくなり、各TV局は延長中継をやめたり、優勝戦線から巨人が離脱すると放送を取りやめたりするようになった。

これは野球中継自体に影響を及ぼし、それぞれ巨人戦のワクで他球団の試合を中継していた地方局も困ってしまう。
東北での楽天、九州でのソフトバンク、広島の広島、名古屋で中日、関西で阪神と、それぞれ地域球団の中継は巨人戦よりもその地域では視聴率がとれるのだが、地上波で巨人戦中継を取りやめられてしまうと、流すワクが取れない。

さらに、野球ファンは野球を観たいのに、TV局は野球を見せない。
<以下[Read more of this post]以降に続く>

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10 February

シーズンインの前に

最近迷惑なのが、ネットや携帯の1行ニュースやヘッドラインだ。

「岡田監督、ナインにゲキ」
「岡田監督、アジア選手権に言及」
「岡田監督、重圧はねのけ劇勝」
「岡田監督、海外組を招集へ」
「岡田監督、中田怖くない」
「岡田監督、宜野座でキャンプ入り」
「岡田監督、雪の中室内練習」

阪神の話なのかサッカー日本代表の話なのか区別がつかないのだ。
明らかに違和感があるおかしな見出しでも、スポーツ紙の場合は何の報道をしているかわからないから一応目を通す。が、読んでみたらサッカー日本代表の話だったりする。

岡田ジャパンといわれればまぁ、星野監督はまだ元気だからありえないだろうし、岡ちゃんと書いてあればまずはサッカーの話題だ。
逆に、「ワシ」という一人称や「〜や!」なんて語尾がついていればほぼ阪神の話題。
しかし今までこんな気遣いは無用だったので、苦労している。
オシムが倒れたせいで、えらい迷惑である。

で、2月になると、ヨメが毎日キャンプ中継を観るようになる。
家に帰ると、居間のテレビはスカイAのキャンプリポートが垂れ流しになっている。
淡々とブルペンや打撃練習、守備練習の様子が映し出されているだけの番組である。
別に手に汗握るわけでもないし、応援する対象でさえない。
新井が一塁の練習をしているだとか、今岡がスタンドに放り込むだとか、藤川がピッチャーを立たせて投球練習をしているだとか言った風景が流れているだけである。

それを、ヨメは淡々と、しかし夢中で見ている。

あまりつまらないので、打撃練習シーンではテレビの音声を絞り、CDをかけることにした。
ジェームス・ラストの「Vibrations」である。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00020HAU6
知らない方はここで9.Vibrationsが試聴できるので聞いてみてもらえばわかるが、“プロ野球ニュース”の“今日のホームラン”のBGMで有名な曲である。
これを聞きながら打撃練習を見ると、なぜかどんな凡打もホームランに見え、シーズン中の、あの手に汗握る雰囲気がよみがえる。
いや、べつにそんな無理をしてまで観る必要はないのだが。

ともあれ、また球場に足を運びたくなる今日この頃である。

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22 June

でかいよ曙

ちょっと前の話題になってしまうが、自分の両親と奥さんと4人で17日土曜日にプロレスを観に行ってきた。
新日本プロレス大和スポーツセンター大会である。

我が家では年に1度は一家総出でプロレスを観にいくのが恒例である。
10年ほど前から毎年9月に新日本プロレスが相模原大会の興行を打つようになって、それを観に行くのが恒例行事となったのだ。
TVで見るのと違い、生は編集されていない面白さがある。
やはり迫力が違うし、何より観客の野次が面白い。

で、毎年行くものだからいろいろと新日本プロレスの支援者の方々とも多少のご縁ができる。
今回はそちらからお誘いを受け、大和まで足を伸ばして観に行くことになった。

ま、お誘いといってもご招待ではない。
新日本プロレスはアントニオ猪木の創った老舗団体だが、このところ選手の大量離脱などで経営が苦しい状態が続いている。
チケットの売り上げが芳しくないので、いい席用意するから買ってくれませんか、という話だったのだが。

しかし、多少チケットは高くてもとにかくリングサイド2〜3番目くらいのいい席である。
今の団体の状況を考えれば、次回9月に本当に相模原大会が行われるのかという危惧もある。
で、せっかくなので今回も家族総出と相成った。

今回の大和大会の目玉は、本来はジュニアヘビー級リーグ戦の準決勝2試合。
ジュニアだから小さいよ
写真ではわかりにくいかもしれないが、リング上両端に獣神サンダーライガーとタイガーマスクがいる。
マスクマンはなかなかの人気で、子供も大喜びである。
しかし、残念ながらこれだけでは集客力はいまいちである。

そこでスポット参戦となったのが曙である。
当初は長州力とのタッグが予告されていたが、長州は怪我で欠場。
それでも今回会場がどよめき、一番盛り上がったのはやはり曙の試合だった。
でかいよ曙
写真ではわかりにくいかもしれないが、中央やや左、オレンジ色の衣装が曙。
その上の写真と比べてもらえればわかりやすいが、でかい。
子供からお年寄りまで大興奮であった。
さすが元横綱は役者が違う。
両親も大喜びで満足度の高い大会であった。

会場は土曜の大会だというのに空席が目立ち、ちょっと寂しい状態だったが、引き続き新日本プロレスにもがんばってもらいたいものである。

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22 March

WBC優勝おめでとう

いろいろとWBCについて書いてきたが、結局キューバを破り王ジャパンが世界一。

もう、ニュースはもちろん、あちこちのブログや日記サイトもこの話題でもちきり。
試合終了直後にテンションの高いまま更新したと思しき記事もいくつか目にした。
祝日の昼間に生中継されたというのもよかったのだろう。
TV局も高視聴率に大喜びである。

ただ、なんだかすっきりしない。
やったー、すごいぞ!と手放しで喜べない後味の悪さが残った。
それは例のヘボ審判騒動であり、トーナメントのシステムでもある。

しかし、何よりも国別最強チームが編成されなかったのではないかという疑念だろう。
プロのないキューバだけは間違いなく最強チームだったろう。
たしかに強かったし。

でも、そのほかの国はどうだろうか。
メジャーリーガーのトップ選手のうち、どれだけ参加したというのだろう。
チームとの契約を重んじるのもビジネスの世界では正しいことだ。
また、WBCで万が一怪我をしたときの補償もはっきりしないので不参加を決めたというのもわかる。

でも、「来られる人だけ来て下さい」なんて、学生のクラスコンパじゃないんだから。
やっぱり国を代表して戦うことの重みを感じて参加して欲しいものだ。

出場辞退続出の一方で、出場してくれたメジャーの選手の活躍はすばらしかった。
やっぱりメジャーリーガーはたいしたものである。
今回のイチロー・大塚の活躍ぶりにはメジャーのすごさを思い知らされた。
また、これでもしW松井や井口も帯同していたなら、もっとすごいことになっただろうなという想像をかきたてられた。
実に惜しい。

ところで、今回日本が優勝したおかげで一番ほっとしているのは松井秀喜あたりではないか。
これで負けでもしていたら、彼が参加しなかったことへの風当たりは相当強くなっただろう。
井口なんて、辞退したこと自体忘れられているが。

もちろん、その陰には召集の声さえかからなかった日本人メジャーリーガーも結構いる。
彼らはメジャーといえども日本のプロ野球のトップクラスよりはやや落ちるという評価だったということだろう。
松井稼頭央とか田口壮は今回の結果をどう思ったのだろうか。
タイガース出身では藪恵壹もいたなぁ。今やマイナーだけど。

不参加といえば、世界一優秀な審判といえるメジャーの審判団が不参加だったというのもがっくりである。
おかげであのヘボ審判騒動である。

何度も言うが、こんな様子では次回があるのかどうか本当に心配である。
他のスポーツのように、アマチュアの上にプロがあり、プロもアマチュアもひとつのコミッションがまとめているというなら簡単である。
しかし、野球は違う。
アマチュアの上にプロがあるのではなく、アマとプロが並立している。
アマとプロの引き抜き合戦みたいなことまで起きる。
結局野球が五輪から外されたのも、このシステムに起因する部分が大きいのではないかと思う。

そういう意味では野球にはワールドカップよりもチャンピオンリーグ的な、「真・ワールドシリーズ」として世界各国のチャンピオンチームを集めて世界一を決めた方がすっきりするんだろうか。

多分やってもコケるような気がしてならないが。

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