01 February

KY備忘録＜使用例追加＞

「ＫＹ」という言葉は「空気読めない」の略としてすっかり定着した。

最近では、いい大人が飲み屋の会話で「ＫＹ」を使用しているのを見かけることも多くなった。
が、たいていそれは会話の中でカギカッコつきで引用されているがごとき使い方である。
そういう無理のある使用法でオヤジの会話に上るようになるということは、これらの流行語が死語に近づきつつあるサインである。
どうせなら、死語になんかしないで、一般的な日常用語として使ってほしいものである。

そもそも、「ＫＹ」をＹ＝「空気」、Ｋ＝「読めない」に限定すること自体間違っている。
まったくもって曖昧な言葉の定義である。
「ＫＹ」は、その解釈の自由度を逆手にとり、もっと自由な解釈がなされるべきである。

以下は、そんな「ＫＹ」を集めたものである。

高校　野球
　「タイガースが甲子園を使えないなんて、ＫＹも困ったものだね」

公衆　浴場
　「ＫＹでさっぱりしてこないか？」

国家　予算
　「トヨタの利益はちょっとしたＫＹの規模を超えているね」

競馬　予想
　「今日のＫＹにはちょっと自信があるんだ」

経済（金融も可）　ヤクザ
　「儲かるかも知れんが、たちの悪いＫＹが絡んでいるらしいよ」

カブトムシの　幼虫（クワガタも可）
　「腐葉土の中にはＫＹがひそんでいたんだ」

神奈川県　横浜市
　「私はＫＹ出身ですから」

経験者　優遇
　「仕事の口はあるけど、ＫＹらしいからな」

光陰　矢の如し
　「あれから１０年経ったとは、まさにＫＹだな」

心の　拠り所
　「それがぼくの唯一のＫＹなんですよ」

観客が　呼んでいる
　「ＫＹなのにアンコールに応えないなんて」

今日も一日　よろしくお願いします
　「では、朝礼終わり。ＫＹ！」

喧嘩を　やめて
　「もう、いい加減にＫＹ」

警察を　呼べ
　「そんなつまらないことでＫＹだなんて」

感性が　豊か
　「ほら、私って、ＫＹな人じゃないですか」

蒲焼　焼いて
　「おやじ、とりあえずビールとうざく、あとＫＹ」

景気よく　やりましょう（間に「パーッと」を入れてＫＰＹも可）
　「本日は無礼講にてＫＹでよろしくお願いします」

これ以上は　やめておきます。